コロナウイルスで、強制終了ボタンを押されたと感じる件
コロナウイルスの件で思うこと。それは、
「人生の強制終了ボタンを押されたな。」
ということです。これまでやってきたこと、惰性でやっていたこと、やろうかどうしようか迷ってたこと、いろいろ全部見直す時期が来たんです。
正直、戦争とか、自分が病気する以外で、こんなことになるとは思わなかった。年金もらう前くらいに考えればいいかと思ってたけど、思ったより早く来た(笑)!
今は家で自粛していますが、早めの定年になったと思って暮らしています。自分の生活を整理するよい機会です。
そして、これまで25年以上旅に出られて、なんて幸せでラッキーな人生だったんだろう!!と思ってます。
人生も後半になり、残りの人生は、旅と踊りに生きよう!それ以外のことはどうでもいい!と思って始めたブログですが、今回の件で、そうもいかなくなってきたかもしれません。
人生の基本姿勢が「やりたいことは全部やる!」で、いつ死んでも悔いのないように生きてきました。だから行きたいところ、やりたいことは、かなりやってるほうです。あとでやろうとか、老後に行こうとか、そういうことは一切考えない。今行きたかったら今すぐ行く。だからたまに「生き急いでるね。」と言われます(笑)。でも正しかったと思うね。
ヨーロッパには長い間、毎年行っていて、パリ行きのチケットも持ってるのですが(注:おととい欠航が決まった)、少なくとも今年ヨーロッパに行くのは無理だと感じています。毎年どこかに移動する生活は、もう終わったかもしれない。
旅と踊りに生きようと決めたのに、飛行機は飛ばない、海外にも行けない、人とも会ってはいけない。まして踊るのなんて無理だし、クラブもライブも全部ダメ。これではもう、なんのために生きるのかわかんないね・・・。
ま、私は行かなきゃいいだけだから、まだいいとして、お店とかレストランとか、どうなってしまうの?テロに屈しなかったパリでも、ウイルスの前には無力。家から出られなくなる。
あの楽しかったヨーロッパ、特にラテンの世界も一変するかもしれません。人々が集うBARとか、知らない人同士、ああでもないこうでもないとしゃべったり、友人とハグしたりキスしたりする、そんな親密な関係が、今後どうなってしまうのか。
今はまだアフターコロナのことまで考えられないけど、ワクチンができて、いつかそんなこともあったな、と笑える日が来ることを、今は心から願うばかりです。
ただひとつ言えることは、これからも新しいウイルスが発生しないとも限らないってこと。そして今回わかったことは、その時、飛行機は止められるし、人の移動も制限されて、世界は止まるってことです。海外に住むリスクも考えないといけない。仮に帰国できたとしても、日本での対応が怖すぎます。
一度しか乗ったことないけど、大型客船クルーズも好きです。
まだそれほどクルーズが日本でブームでなかった頃、クルーズに行くと言ったら、友人に、
「もっと年とってからでもいいんじゃないの?」
と言われたのですが、やっぱりあの時行っておいてよかった。
数年以内に、イギリスからクイーンエリザベス号に乗ろうと思っていましたが、これも考えなおすかもしれません。それほどダイヤモンドプリンセスのインパクトは大きかった。船旅の良さは、人と人が狭い空間の中で親密になること。それが今回の件で、ものすごく怖くなってしまった。今はバイキング用マイトングとか持ち歩きたいくらい。
今回、キューバに向かう飛行機に乗っていて、全力で気をつけたけれど、ドアを開けたり、食べ物受け取ったり、隣に人がいたりして、人間、なにかに接触しないで生きるって無理なんだな、って観念しました。生きるってことは、人と接触するってこと!それがなかったら、その時は死んでるってことだ!
今は家にいて、人とも会わないし、旅行も行きません。こうして文章を書いたり、レコーディングした曲のビデオ編集したり、家で踊ったりしています。みんなで家にいましょう。
いつかまた、旅して踊れる時が来ると信じて、しばらくは、これまで行った国の話や情報を発信していきます。よかったらお読みくださいね。