沖縄 車なし一人旅 渡嘉敷島をおすすめする理由! 2021

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2021年9月のパラリンピック開催&緊急事態宣言中に、移動することになってしまい、本当に2日前まで迷いましたが、沖縄へ行きました。書くかどうかも迷いましたが、少しだけその時のことを書きたいと思います(ちなみにワクチンは接種済みでした)。

那覇空港では、PCR検査も特になく、あんなにTVで大騒ぎしたわりには、するっと入れてしまいました・・。

お酒の提供も推奨されていなかったので、国際通りの飲食店は、ほとんど閉店状態。県民の方々もほぼ歩いてないし、観光客もいません。正直、観光業で持ってる沖縄が心配・・。お土産屋さんも、毎日開店してるけど、お客さんより、スタッフが多い感じ。レストランは、もう外に出てきて、客引きしてるお店もありました。

誰もいない・・

いつも行く、ランチ営業の店「おやじ80」のご夫婦は、お元気でした。ご主人がご高齢だし、行くか行かないかかなり迷ったけれど、ずっと営業もされていたようで、あたたかく迎えてもらいました。ネット記事もおそらく検索されて読んでいらっしゃるようなので、この文章も読んでいるかな。お元気ですか~?また行きますね←移転したみたいです。

とにかくおいしい!盛りがいい!オーナーご夫婦がいい!

ここに限らず、沖縄の観光業の方々は、緊急事態の中でも、あたたかく迎えてくれました。が、こんなにひっそりした那覇も初めてでした。

誰もいない・・2

おやじ80のオーナーは、なんというか、話している間に、元気になる感じの方です。奥様が、
「そういえば、よく会うと元気になるとか、パワースポットだとか、言われるわねえ。」
とおっしゃってました。わかる!
そして、波長の法則というのか、私は、そういう元気な方を、世界中で引き当てるのが得意です。で、なければ、たまたま入った店に、こんなパワフルなご主人がいるわけありません。

今回の旅は、極力人との接触を減らし、コンビニでささっと買い物を済ませて、基本は部屋飲食。せっかく那覇には来ましたが、踊りにも観光にも一切行かず、食料品を持って、船に乗って、渡嘉敷島へGOです(発熱しないように、体調管理にも、ずっと気をつけていました)!

車を運転しない旅人(特に一人旅)に、本当におすすめ、渡嘉敷島の阿波連ビーチ!


車なしで行ける島を検討しましたが、実は、ヨーロピアン・スタイルの旅スタイルにもっとも合ってるビーチのひとつが、阿波連ビーチです!ちなみに、ヨーロピアン・スタイルとは、とにかく、ビーチベッドに寝そべって、肌を焼く以外、なんもしない(注:私は焼かない)。ひたすらビーチでダラダラします。ガツガツ観光もしません。

私の希望ビーチの条件:

☆移動が簡単 車なしで行ける→渡嘉敷島は、那覇から船で約40分 阿波連ビーチは、バスや送迎あります。

☆海がキレイで、波がおだやか→波が荒いビーチは、なんの修行かと思ってしまう

☆海の前にホテルがある→ベッドで寝たい 和室NG

☆飲食店がすぐそばにある 

☆ビーチパラソルとベッドがレンタルできる→渡嘉敷島はシュノーケルも借りられます


いろいろ考えた末、やっぱり阿波連ビーチしかないと思いました!
沖縄はとても素敵ですが、車がないと、なにもできないよね。キレイなビーチがあっても、アクセスが面倒だと、行くのが面倒になってしまいます(ものぐさ)。

必ずではないですが、スペインやフランスのビーチは、海の前がプロムナードになっていたり、レストランやホテルが建っていて、おなかすいたな、と思ったら、すぐ食事できたり、海を眺めながら、飲んだり食べたり、できるようになってる場所が多いです。海沿いに滞在して、すべてが完結するようにできてます。

そういう意味では、ヨーロッパ系は、一度海に行ったら、そこから観光したり、移動したりは少ないと思われるので、そこに滞在しながら、のんびり過ごす、というのが一般的。

ある時、スペイン人と「ラクジュアリーとはなにか?」について、話していた時のこと。私はそれまで5つ星ホテルに泊まるとか、そういうことが、ラグジュアリーだと、思いこんで(思い込まされて)いましたが、彼女が、
「ラクジュアリーっていうのは、なにもしないで、のんびり過ごすこと。」
だと言っていて、価値観の違いに、ハッとしたのでした。それ以来、私にとってのラクジュアリーとは、海を見ながら、ビーチパラソルの下で、日がな一日過ごすこととなりました。

そして、ラクジュアリーとは、雲や夕焼けを眺めたりする、こうしたモーメントのこと。そしてこれは、泊らないと観られない。

いろいろやりたい人は、渡嘉敷島は退屈かもしれない。でも、ただただ海でダラダラしたい人には最高!今回初めて島に泊まったのですが、星の美しさとか、朝、船が着くまでのビーチの独り占め感とか、本当に素晴らしい!!

あと、陸からシュノーケルして、すぐサンゴがいたり、美しい魚たちを見られるのも最高(※ライフジャケット着用必須です。これも泳ぎが得意ではない私には、グッドポイント)。子供連れにもおすすめ。

今回泊まったお宿はホテル サンフラワー

 海の前です。豪華というより、素朴なお宿ですが、とにかくベッドがある!今回は、本当に緊急事態宣言の中、泊めてもらったので、必要以上に、オーナーとも話しませんでした。夜は、食べるところも限られたので、カップ麺とか食べる日もありました(トホホ)。でも仕方ないですね。

お部屋からの眺め これはこれで癒される

お昼のごはんやのおすすめ まーさーの店

 昼の部と夜の部があって、やってる方もメニューも違います。どちらもおいしいです。

ビーチは、本当に人が少なかったです。3~40人くらいかな。なので、そうとうなソーシャルディスタンス取れました。全力でシュノーケルやりすぎて、一日で皮膚が痛んでしまったので、翌日からは、長袖着て泳ぎました。
イスラム圏では、女性は全身覆って海に入るのですが、あれは理にかなってると痛感。布が一枚あるだけで、バカ焼けを防ぐことができます。調子こいてビキニなんかで泳いじゃダメ!ラッシュガード必須!!!
3日間いましたが、朝から夕方まで、海にほぼつかりっぱなし。だからあまりパラソルいりませんでしたが、海で日陰がないと、暑すぎて本当に死にます。30分も持ちません。

渡嘉敷島の観光業の方も、みんな優しくて、本当は来てほしいんだけど・・という感じでした。

阿波連ビーチに泊まってわかったこと
島の朝は早い。隣が小学校で、朝、鐘が鳴るので、強制的に起こされる。
ビーチでくつろいでいたら、急に村の放送が入った。
「村でコロナ陽性一名が発生しました。」
そんなことを放送してくるのにも驚いたけど、そのあとの言葉に驚く。
「憶測で、誰だかを探さないように、お願いします(という意味のアナウンスが流れた)。」

私も田舎の出身だから、「わかる~!」と思ってしまった。だよね~。田舎は、ウワサが光の速さで回っちゃうよね~。

阿波連ビーチのおすすめ

向かい側のハナリ島。バナナボートに乗せて、渡してくれます。ハナリ島は、違うサンゴ群がいるので、行ったほうがよいです。深い海が怖くてシュノーケルに行けない人には、本当におすすめ!

2人いればいいんだけど、1人だと、誰かが行く時に、ついでに乗せてもらわないといけない(時間を合わせる)。が、とりあえず、一人旅の人も、お店の人に頼んでおけば、なんとかなるので、言ってみて!私は、特別に、ジェットスキー(かな?)に乗せてもらいました。このジェットスキーやバナナボートを運転してるお兄さんは、一日中、ハナリ島と阿波連ビーチ(約5分)行ったり来たりを繰り返しています。それを見ながら、もちろん夏場だけの仕事だろうけど、都会でキリキリ働く自分なんかよりは、楽しそうかな、世の中、いろんな仕事があるよな、って思ったりして・・。
途中で、そのお兄さんが、「写真撮りましょう!」と言って、海の上で写真を撮り、「今からエアドロップで送ります。」と言った時、私一人だけが狼狽(笑)!エアドロ?!初耳のワード!なにそれ?!

私以外、全員20代のお客さんだったので、「OK!」って言って、楽しそうに、写真をもらってる中、私はそっとスマホをしまいましたね(悲)。そうそう、スマホは、ジップロックに入れて、持っていきましたよ(島に行く前に、念のため、連絡先を聞かれます)。
結局、エアドロップは、APPLE系のもので、アンドロイド勢には、まったく関係ないワードだったので、まあよかったんですが(ビーチに着いて、すぐググった笑)、透き通った海の上でのハイテク・ワード「エアドロップ」は、渡嘉敷島で初めて知りました!ヤバいよね、私、やっとQRコードが読めるようになったレベルなんだから!!!

いろいろあった渡嘉敷島ですが、本当に海を満喫できました。緊急事態宣言中でなければ、もっと楽しめたと思う。那覇の泊港から、約40分。那覇が都会に見えます。日帰りもいいけど、泊まりで行くことをおすすめします。そしてなんもしない!ひたすら海!!!

このまま吸い込まれてもいいと思うくらい美しい海です。泳ぎながら、いつも映画、グランブルーを思い出します。