スペインのクラブが好きすぎて、踊り始める!

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こんな感じのビーチの前に、クラブがありました・・(写真はネルハのビーチ)

☆Bienvenido !ようこそ!
このサイトは、残りの人生、旅して踊って生きちゃおう!というブログです☆

子供の頃からどうしようもなく外国好き。旅を始めて20年以上、行った国は30ヵ国以上。新しい国をいろいろ見たいというより、同じ国に通うタイプなので、訪ねた国はあんまり増えてない。
1998年にとりつかれて以来、スペインに通うように。
2000年からは、スペインで陶芸の勉強をしていて、あまりに好きすぎて、最後は住んじゃった!

2001年、スペインで陶芸の先生のお宅にホームステイしていたときのこと。先生のだんなさん(スペイン人)は、庭で踊っちゃうくらい、大の踊り好き。
週末になると、
「クラブに踊りに行こうよ!楽しいから!」
と誘ってくる。当時、私は踊りに対して興味もなく、勉強のことで頭がいっぱいだったので、
「明日も勉強があるし、行かないよ。」
と毎回断っていた。

するとだんなさんが、ややあきれながら私に言った。
「今日は今日、明日は明日、明日はまた別の日!日本人、なんで今日を楽しまない?!」
・・そうだね・・なんでだろ?習慣だからかな?
この一言に殴られたような衝撃を受けた!!今ならそう言いたくなる気持ち、よくわかるよ。

以来、「やりたいことは全部やる!今日は今日、明日は明日」が、座右のひとつになったのだった。

結局、根負けして、勉強が終わった最週末、踊り好きのだんなさんと、もうひとりの生徒さんと一緒に、海沿いのクラブに行くことに。
「早く行って、早く帰ろう。」
という私たちに、だんなさんは、
「早く行っても人いないんだよ。」
と言い、夜中0時すぎにクラブに到着。当時はわかってなかったけど、スペインはスタートがとにかく遅い。早すぎて、人もまばら。

でも、1時すぎたら、老いも若きもどんどん人が入ってきて、大音量ラテンミュージックの中、みんなでしゃべったり踊ったりし始めた!スペイン人は、こういう場所で、ワイワイするのが大好き。クラブというか、スペイン独特のフィエスタ状態!!
私はこんなに世の中に楽しいところがあったのか!!!と一発で恋に落ち、なんで、もっと早く来なかったの!!!と後悔した。行ったことない人は、とにかく一度だまされたと思って、行ってみて!

この時まで、自分がこんなに踊るのが好きで、イエ~イ!的なノリが好きとは、まったく気がつかなかった。人間、なんでもやらず嫌いはいけないな、と反省。

全力でクラブを楽しんでたので、あっという間に夜中3時になった。楽しい時間は、時がたつのが早い。
「そろそろ帰ろうよ。」
と言うだんなさんに、
「あと30分だけ!」
と頼み続け(あんだけ行かないって断ってたのに!)、4時すぎて、しぶしぶ家に帰ったのだった。

このクラブで初めて見たのが、室内フロアで踊る、一組のカップルの美しいダンス。薄暗い照明の中、くるくると踊る姿は、夢のようにきれいだった。
「あれはサルサっていうダンスだよ。」
とだんなさんが言った。
この日以来、私はずっと踊る生活を続けている。

帰りに寄ったバルセロナで、さっそくクラブに行くことに(フットワークだけは軽いのだ!)。ここで見たのは、輪になって踊るダンスで、その時はわからなかったけれど、あれは今思えば、ルエダというキューバのダンスだったと思う。

日本に戻ってから、スペインのようなイエーイ!的クラブがないので、スペインのノリに一番近いサルサを習い始めた。スペインのクラブは、当たり前だけど、スペイン語の音楽が流れる。当時、日本にそういう場所は、サルサクラブしか見つからなかったのだ。

人生にはいろいろとターニングポイントがあるもので、陶芸の先生のだんなさんは、私の人生を変えた恩人。
10年後、だんなさんに再会する時があった。
「あの時、クラブに連れていってくれてありがとう。あれからずっと踊る人生だよ。今も踊ってる?」
と聞いた。
「もう年だしね、クラブは行ってないよ。」
とだんなさん。え~!!師匠そんな!
彼はあの時、私に踊る楽しみを教えてくれるために、現れた人だったのかもしれない。こんな風に、必要な時に必要な出来事が起こるのが、人生はおもしろいなと思う。

その後、世界で踊る生活が始まって、スペインに住んでからは、ヨーロッパのいろんな国で踊ってきた。サルサだけじゃなく、クラブや舞踏会など、パーティもふくめ、いろんな場所に出かけて踊っている。

踊り始める半年くらい前、守護霊(ガーディアン・エンジェル)から、メッセージが受け取れるという人に会ったことがある。正直、本当にわかるのかな?という気持ちだった。
その人と話していたら、突然、
「あなたはこれから踊ることになりますね。」
と言った。メッセージを受け取るとは思わなかった。
「え?私が踊るんですか(まったく興味なかった)?いったい誰が言ってるんですか?」
「あなたのうしろの人が、そう言ってますよ。」

あなたは踊る、と言われたことは、すっかり忘れていて、踊り初めて、2,3年たって、急に思い出した。あの人は、本当にメッセージが聞こえていたのかもしれないな、と今は思う。

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