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大きいスーパーで、これしかない・・。同じものがたくさん

カサ（キューバの家）に泊まる時、いつもちょっとしたおみやげを渡している。で、キューバは、とにかくモノも食べ物もないので、なにをあげたらいいのか、ものすごく悩む。悩みに悩んで結局、おせんべいなどの食べ物を渡している。
みんなとても喜んでくれる。で、いつも驚くのは、そのあとの行動。

一軒目のカサのセニョーラは、見たこともないおせんべいに興味津々で、
「これってなに？」
と聞いてきた。手にしていたのは、一緒に入ってた乾燥剤・・。そうか、乾燥剤なんか、見たことないんだね。
「それは湿気を取るものだから、食べちゃダメよ。」
と教えてあげる。そのあと、よほどおいしかったのか、まさかのおせんべい一気食い（驚き）！！！だんなさんの分、残さないのか？！

二軒目のカサも同じで、渡したとたん、一気食い！おせんべいって、そんなに一度に何個も食べるもんでしたっけ・・・？

なんつうか、大事に食べようとか、あとに取っておこうとか、そんな発想はないんだなあ、と感動した。私なんか、ケチケチ一枚ずつ食べてるっていうのに。
うまい→全部食べちゃう！後のことは考えない。今楽しけりゃ、それでよし！

別のキューバ人に、貴重な柿ピーあげた時も、一袋一気食いしてた。あげたらあげた分だけ、全部食べちゃう。これからは、少しずつ配給制にしよう（笑）！

そして、あげたものをその場で食べなかった場合。日本人なら、次に会った時に言う、
「あのお菓子、おいしかったわ。ありがとう。」
とかいう感想も、お礼もなにもない（個人差はあると思うけど、まだ言われたことがない）。いただいたものは、どう食べようが自由。これまた新鮮・・。

ある時、自分用に持っていた、チョコレート・クッキーや、キャンディをあげてみた。キューバには、おいしいスイーツが少ないか、あっても高いので、こちらも好評だった。とっても喜んでいたので、もしかしたら、男女問わず、しょっぱいものより、甘いもののほうがうれしいのかもしれないなと思う。

スペイン人もそうだけど、キューバ人も、甘いものが好き（※これも人によるとは思う）。そしてあまり自分が食べ慣れない、変わった味のものは、あまり好まない。もしかしたら、おみやげは、チョコレートとか彼らになじみやすい、わかりやすい味のほうがいいのかも、という気がした。