キューバのショッピングモール情報

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Carlos III カルロス・トレセーロにあるショッピングセンター
Plaza Carlos III スーパーは、奥の方にあります。

今回は鶏肉も買えなかった。少なくとも家の近所では、一度も見かけなかった。半年前は、なんとか買えてたのに。前回も鶏肉は少なかったけれど、中国やブラジルから来た、冷凍の鶏肉、1~2回は買えたのだ。今回はまったくダメ。
もちろん豚肉は売っている。牛肉はない。どこかで買えるかもだけど、見たことがない。私は外国人で、お金があるから、多少高くても、「鶏がなきゃ、豚買うわ!」と、毎日お肉が食べられるけれど、キューバ人はそうはいかない。肉は週に一回しか食べられない、という人がザラにいる。
魚もなかなか売ってないし(どこかにはあるらしいのだが、簡単には手に入らない)、贅沢とはわかってるけど、毎日豚肉も飽きる。

ある日、ついに意を決して、タクシーを乗り継ぎ、前に鶏肉を見たスーパーへ行くことにした。
注:これ、全部ハバナの話です。田舎はどうなんだろう?!

そしたらなんと!スーパーの入口は閉鎖されてた。なぜって、なんにも売るものがなかったから(怖)!!!
でもなにか行列してるし、なにかを売っている気配はある。人をかき分け、よ~く見たら、鶏肉とハム、チーズだけ売ってるじゃないの(嬉)!さっそくキューバ人の列に並ぶ。お金のある人は、鶏肉を買っていく。どうか前の人で売り切れませんように!!!

私の番が来て、鶏肉まだあったので、思わず3袋爆買い!よく見たら、ひとつ2,5KG入りだった(笑)。鶏肉を見て、こんなに興奮したのは、人生初めて。計7,5KGの鶏肉をえっちらおっちら、タクシーを2回乗り継ぎ、家まで持って帰った。・・疲れた。
でもこれが結局、最初で最後に買えた鶏肉で、これを近所の人や、差し入れに配ったりした。買っておいてよかった。
これもお金があるからできることで、お金がなきゃ、少ししか買えない。

この場所 カルロス・トレセーロという場所にある、大きなショッピングセンター。
Plaza Carlos IIIの地図↓

ここは、他にモノがない時でも、比較的、いろいろ手に入る。今回はなかったけど、前は牛乳もここで買えた。値段は日本より高いです。国民の給料3000円くらいなのに、牛乳1000ml 200円以上します。
ちなみに、キューバ国民は、生乳でなく、粉ミルクを溶かして飲んでいます。

このショッピングモールには、コーヒーショップもあって、半年前は、Cubitaというブランドのコーヒーが入手できた。が、今回は、別のブランドのコーヒーしかなかった。
あちこちのスーパー回ったけど、とにかくコーヒーが買えない。キューバ人には、少ない量だけどコーヒーも配給される。外国人には買うしかない。
今までは、スペインからの輸入コーヒーは買えてたのに、それも1~2回しか来なかったので、毎日スーパーに通って、あったら即購入。キューバにいるのに、輸入コーヒー飲むなんて、トホホです。
おみやげにするコーヒーも買えなくて、空港で買えばいいか、と思ってたら、空港にも、コーヒーは売ってなかった!!こんなこと初めて・・。

何年もキューバに行ってるけれど、一度もバターというものを見たことも、買えた試しもない。

モノがない。買えるものがない。食べるものがない。なきゃないで、あるもんで、なんとか生きていくしかない。

キューバは、みんな楽しそうで、踊っていて、陽気で、配給があって、医療も学校も無料で、夢の国みたいに思われるかもしれない。でも配給される分だけじゃ食べるのには足りないし、いろんなものを入手するのに、時間と手間がかかるし、実際の生活は、いろんな苦労がある。
私のは、全然たいした苦労とは言えない。日本の当たり前の暮らしに感謝です。