キューバで驚いたこと!銀行口座を持ってない人がいる&助け合い精神
生活が大変だからこそ、助け合い大事
なんでも日本の基準で考えたらいけないと思いながら、当たり前だと思ってしまってることが、世の中にはたくさんある。
私がキューバで驚いたのは、「人生で、銀行口座を持ったことがない」という人がいること!!!今まで考えたこともなかったけど、銀行口座って、持たなくても生きられるんだね・・。
アフリカの奥地とかなら、持ってなくてもわかるけど、キューバには銀行がちゃんとあるし、みんな銀行口座は持ってるものだと思いこんでいた。というか、銀行のある国では、銀行口座って、全員持ってるものだと思っていた。
銀行によっても違うのかもしれないけれど、私が聞いたキューバの銀行では、最初に50CUC入れないと、口座を開けないとのこと(注:キューバ人の場合 外国人が口座持てるかは、確認してません)。50CUCとは、国民の平均月収約2か月分。なかなかハードル高い。
当然クレジットカードも持ってないので、月々払いというのが存在することにも驚いた。
それも、お店とではなくて、個人間でお金を月々払う、というシステムがあることに驚いた!
初めは「なにそのシステム?!と」思ったけれど、これはもしかして月賦というものなんじゃないか・・と、途中で気がついた。クレジットカードがない時代は、人々はこうやって買ってたんだった。
クレジットカードがないから、引き落としもない。生活にお金が余らない、入れるお金もないから、銀行口座はいらない。
また、困った時はお互い様システムが発達しているのにも驚く。家族や友人同士、とにかく助け合う。お金がなかったらお金を貸すし、自分の持ってるモノも貸す。困っている友人にはお金をあげたりする。
最初、このシステムがよくわからなかった。普通にお金貸して、とか言われるのだ。だいぶ後になって、どうやら友人というのは、そこまでするのか?!と気がついた。
モノを簡単に貸し借りするのにも驚く。たまたまなのかもしれないけれど、私が見た時は、腕時計の貸し借りもしていたし、たまに携帯電話も借りていた(!)。全然理解できない。シェア文化のはしり?!
持っている人が、持ってない人に貸す。あげる。
ラテンの国では、助け合うことが前提にあるとは知っていたけど、キューバは、生活が大変なので、さらに助け合い精神が発達してるように思う。生活はあきらかに豊かじゃない。でもなにか、私たちが失った幸せを持っている。そこが私たちを引きつける魅力なんじゃないかと思う。彼らはあまり気がついていないようだけれど。