キューバ Casa de la Musica HabanaでCIMAFUNK♪

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「Me voy a mi casa」で一躍トップに躍り出た、FUNKの頂点、CIMAFUNK。2020年3月、コロナ渦ギリギリで、CIMAFUNKのライブ、観てきました。

場所は、ハバナ・ビエハエリアからも行きやすい、Casa de la musica Habana。何年もかけて、やっとリノベーション終わったと思ったら、数か月開けただけで、コロナで閉鎖・・。

踊りやすいフロア、見やすいステージ、すごくきれいで、お金かけたね!って感じ。キューバでライブ観るなら、ここは絶対おすすめ!

※2020年3月から、コロナのため、閉鎖中です。スケジュールは、Face Bookなどで、チェックしてください。なおキューバは、ネット環境があまりよくないので、WEBサイトより、Face Bookでお知らせされることが多いです。

CIMAFUNKは人気なので、普通のTIMBAライブよりは、年齢層若めで、20代が多かった。チケットは10CUC(約10ドル)で、ややお安め、でもキューバ人には大金。どうやって、若い子たちがお金をねん出してるのかは謎・・。

そして当然、チケット買うのにも並ぶ。開場時間になっても、まったく入れないけど、ここはあわてなくても大丈夫。

だってキューバのライブは、アナウンスの時間には始まらないから!

たいていのライブの前には、DJタイムがあって、みんな自由に踊る時間があります。この日も一時間半くらいは、DJタイムがありました。

そして初めてみるCIMAFUNK。生歌もうまかったけど、なにより、実物が若くてやせてることに驚いた!PV観た限り、もっとおじさんかと思ってた(ごめん)!

FUNK×JAZZ×LATIN(スペイン語)という新しさ。私たちにとっては、既視感というか既聴感があって、なんだか懐かしい感じのメロディ。おそらく一周回って、若い子たちには、これが新しく聴こえるんだろうなあ。
バンドメンバーも、女性2人が、サックスとトロンボーンを吹いていて、かっこよかったです!

キューバのライブって、結構お客さんをステージに上げて、踊らせたりする。Casa de la musica Habanaは、お客さんが上がりやすいように、ステージ前が階段みたいになっていた(ただし、勝手には上がっちゃダメ)。ステージに呼ばれた人だけが、上がっていいシステム。ちゃんとガードマンさんもいます。

ライブの日が、国際女性デーの日だったので、CIMAFUNKが、
「女性たち、ステージに上がってきてね~!」
と言ったら、どんどん前列の若い女性たちがステージに上がっていった。こういう時、日本人は、ほんと恥ずかしくて上がれない(たまに上がってる人いるけど)。私なんか、と思っちゃうんですね。
でもラテン系は、こういう時、見た目がキレイ、太めとか関係なく、ぽっちゃり体形にパツパツのミニスカートはいて、上がっていくのだ!その自己肯定能力、欲しい・・マジでうらやましい・・。

ステージに上がる勇気もないまま、みんなの楽しそうな踊りを観ていたら、若い女性たちがステージでひしめく中、どセンターに、70代くらいのおばあちゃんが上がっていった!!!そしてスカートたくし上げて、腰を振ってセクシーに踊り始めた(さすがキューバ)!!
なにがすごいって、このおばあちゃんが、とりたてて美しいわけでもなく(またまたごめんね)、スカートから出てる足は、セルライトだらけ、でも自信満々に踊り始めたこと!笑いを誘いながらも、その姿神々しかった!そして若い子たち差し置いて、会場の視線全部、おばあちゃんが持ってった!!

あの年になって、若い子にまじって、ステージのセンターに立つ勇気。
おばあちゃんのおかげで、最後すごく盛り上がって、ライブは終わった。すごくいいもん見たなあ、と思った。何歳でも、人はステージに上がっていいのだ。

以上、CIMAFUNKを観に行ったのに、最後は、キューバのおばあちゃんに、とっても感動した話でした。