キューバで、トイレットペーパーがなくても、パニックにならない理由

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今回はキューバのトイレ問題について。便座がない、水が流れないは普通にあります。そしてほとんどの外のトイレに、トイレットペーパーはない。その代わり、かなりの確率で、トイレには、お掃除兼トイレの紙を渡す人がいます。男性トイレにはいないかもだけど、女性トイレにはたいていいる。で、それで足りるの?!ってくらい、ちょっとだけ紙をちぎって渡してくれます。で、多くの人は小銭を払って、紙をもらうのですが、私は、その知らない女性がちぎった紙が嫌なので、受け取りません。無理、無理すぎる!

人がいない&紙もない場合もあるので、外出時、ポケットティッシュとウエットティッシュは必須。この2つはキューバで売っているのを見たことがないです。トイレで水が出ないこともあるので(!)、外出の時は必ず持参。

外国人に貸してるような家は、トイレットペーパー置いてあります。ご心配なく!

ちなみに、トイレットペーパーと箱ティッシュも、日本から持っていってます。トイレットペーパーは時々売ってますが、運がよければ買えます。何個入りか忘れましたが、日本のより小さいパックで、2CUC(200円)しました。絶対買わない!っていうか、月収30とか40CUCなのに、2CUCのトイレットペーパーってなに?!日本の感覚でいうと、トイレットペーパー買うために1日働く感じ。ありえない!

それにしても、なんで女性たちは、家から紙を持ってこないの?って、長い間すごく謎に思ってました。めんどくさい?忘れた?
先日、その理由がようやくわかりました。
それはなんと、

家に紙がないから!!!!

先日、滞在最後の日に、残ったトイレットペーパーを、キューバ人に「あげる。」と言ったところ、「使わないからいらない。」と断られたのです。

えええええ??????
いらないってどういうこと????
「トイレのあと、どうしてるの?」
「トイレに行ったら、水で洗うんだよ。たぶん80%くらいの家は、トイレットペーパー使ってないんじゃない(注:この人の感想です)。」

どうりで!だからトイレに行くと言って、家に急いで帰ってたのか!というか、なんでそんなにコントロールできる?!

せっけんと水で洗って、タオルでふく。今までトイレットペーパーありきで生きてきたけど、よく考えたら、そっちの方が衛生的なのかも・・。手動のウォッシュレットみたいな感じでね。

箱ティッシュもないから、タオルで拭く。昔はそうだったし、それでいいのだ。
なんか自分が文明人みたいに、思っていたけれど、もしや自分の方が後退してて、実はそちらの生活がエコで清潔なんでは。

キューバでは、トイレットペーパーがなくて、パニックになってる人は、誰もいなかった。ほかの物資も不足してるし、そんなトイレの紙ごときでガタガタ言ってる場合じゃない。

そう考えていったら、トイレットペーパーがないとか、大騒ぎする必要がないのかも。今回、売ってるのを一回も見てないし(注:探せばどこかにはあったと思うけど、がんばって探さないとない)。そうか、最初から使ってないと思えば!

ただ、女性はいろいろ大変なので、家以外で紙がなくてトイレに行くのは、どうなってんのか、さっぱりわかりませんが・・。あと、外出先で、突然大きい方に行きたくなったら、どうするのかな?
ま、でも長い間、いろんな国に行ってますが、他の国の人たちって、日本人よりトイレに行く回数が少ないような気がする。体の作りが違うのかもしれません。

結論:トイレットペーパーがなかったら、水洗いして、タオルで拭けばいい(ちとめんどくさいが)!そんなことより、まずは食べる物が大事!!!

キューバで、トイレットペーパー・パニックになるな、と教えてもらいました。紙がなくてもなんとかなる!

PSキューバでは、詰まる可能性があるので、紙はトイレに流したらダメです。横のゴミ箱に捨てましょう!