キューバでは、見かけたら、とりあえず買うべし!

Pocket

去年は3ヵ月キューバにいたので、人生で一番卵を食べなかった一年だった。こんなに卵を買うのに苦労したことはない。外国人なので、卵の配給所で売ってもらえず、卵の販売所へ行ってみたけれど、そこはキューバ人で長蛇の列。配給で足りない分を買うのだそうだ。それも卵30個とか、みんなそれくらいの勢いで買うんだよ!
卵に賞味期限が書いてないし、気温30度近い中、いつ生まれたかわからない卵を常温で売ってるので、結局、怖くて食べることをあきらめました・・トホホ。ずっと住んでたら、がんばって食べると思うけど。あとで、パリで卵売ってるの見た時は、思わずうれしくて写真撮った!

キューバにいる間中、なにかを探し続けている。近所のまあまあおいしいと思ってたパン屋は、突然謎の閉店。そして私の住んでいたエリアからニンジンが消え、一週間後に買えた時は、うれしすぎて、テンション上がり、また写真撮る!!!なんだろ、ニンジン買えただけで、この異常な幸福感・・・。
野菜が次いつ確実に買えるかわからないので、冷蔵庫でダメにするか?手に入らないか?悩んだ末、腐っても家にあることを選択。キューバの野菜は、無農薬らしく、とにかく傷むのが早い。日頃、どんだけ農薬の入った野菜を食べてるのか?と考えてしまう・・。そして、化学肥料も少ないので、トマトも玉ねぎも実が小さい。
加えて、時々停電するので、買いだめは賭けだ。肉も買えないと嫌なので、とりあえず、ある時に買って冷凍する。腐るリスクより、買えないリスクの方が耐えられない。

結果、肉も野菜も異常に買いだめしてしまい、冷蔵庫も冷凍庫もパンパン。
「もうこれ以上、食べ物を買っちゃダメ!」
キューバ人に止められる始末!

前回は、ロング米しか買えなくて苦労した。キューバは、一度入荷が切れると、次はいつ来るかはわからない。買いそこなうと、タクシーに乗って、店を回らないといけなくなる。私はロドンド米(日本で食べる形の米)しか食べたくないので、今回は最初に見かけた時に、4袋買いこんだ!それも日本並みに高くて(1袋500円以上)、驚いたけど!

あまりにも一度に大量に買うので、スーパーの人やお客さんにも、
「パーティでもするの?!」
「店ごと買うつもり?」
と言われてました・・すまん!でも、なにかを発見したら、買いだめ&友達にあげる分も買うので、自然と大量になっちゃう!

牛乳買うのも、あったら買える、という状態なんで、今回はまとめて最初に4本買った(常温保存できるタイプ)。また今度なんて言ってたら、次はない。キューバ人は、どうやら脱脂粉乳を飲んでるらしく、こんな牛乳、普通は買いません。だいたい、一本2CUC(240円)もするし!日本より高い牛乳ってなんだよ!一日働いて、牛乳1本とか、悲しすぎ。
バターも買いたいけれど、この1年の間、一回も買えた試しがない。どこにもない。どこにあるんだよ?!