イタリアの電車は、スリと遅延に注意!ローマとミラノの駅情報♪

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電車が止まったローマ、テルミニ駅。

ヨーロッパは、電車移動が便利ですが、ちょっとやっかいなのが、イタリア。

とにかく遅延が多い!

イタリアから飛行機に乗る時は、必ず、前日に飛行機に乗る都市にいることにしています。当日移動は怖すぎますよ・・。

アナウンスも、イタリア語しかない時が結構あります。
以前、
「全員、別の電車に乗り換えてください。」
というアナウンスがあり、なにがなんだかわからないまま、別の電車に乗り換えたことがありました。
イタリア語しかない時は、まわりの人の動向を見ながら、それでもよくわからない時は、英語ができそうな人を探しましょう!

最近では、全部の電車が遅延して、どれだけ遅延したか、わからなくなったことがありました!イタリアは、ひとつの列車が遅れると、ほかの電車も遅れることがあるので、本当に注意が必要。

この時は、キューバからのミュージシャンと駅で待ち合わせしていたので、本当にあせりましたね・・。

このネットと携帯電話の時代、ウソでしょ?と思うのですが、実は、キューバの携帯電話って、キューバでしかつながりません。だから、海外で一度外に出たら、連絡取れない(泣)。ネットもない、携帯電話もない、昭和の待ち合わせを、ローマでしました、久しぶりに(笑)!

それと、ローマのテルミニ駅ですが、ここ数年でようやく、ゲートができて、チケット持ってる人だけが入れるようになりました!よかった!

その前は、誰でも入れたので、スリを働く人たちが、空港行きの電車あたりで待ち構えており、私もその被害に合いました!
前に、ミラノでスリに合いそうになってるので、バッグに鍵をかけ、ななめがけでさらに前に持って電車に乗ったので、なにも盗られませんでしたけど。

私が遭遇した手口↓ ※いろんなパターンあります。

妊婦と女性がセットになって、
「荷物を上げるのを手伝いましょう」
と言ってきます。
スペインに住んでた頃だったので、だいぶ平和ボケしており、単純に親切な人だなと思って、手伝ってもらいました。ちなみに、スペインでは、荷物を上げたりすることは、親切からしてくれる人がほとんどです。スペインとイタリアって、似てるけど、かなり違ってます。

そして、イタリアの電車は、なぜか異常にタラップが高い!女性一人では、スーツケースを上げるのが困難です。ですが、そこはヨーロッパ、乗客の男性が、必ず手を貸して上げてくれます。

でもイタリアだけは違いました。中には親切な人もいると思いますが、注意が必要。

結局、妊婦と女性のスリは、電車の中で私をはさんで、なんとか財布を取ろうとしましたが、さすがの私も途中で気がついたので、スリは未遂に終わりました。

日本人をなめんなよ!!!このまま黙っていると思ったら大間違いだよ!!!

アジア人女性だから、いいカモだと思ったんでしょうね。

ブチギレた私は、鼻息荒く、空港に着いて、そのまま空港警察に行って、
「妊婦と女性のスリにあった(未遂)。」
と報告。すると警察は、
「ああ、あの人たちね・・。」
とわかってる様子。
「でもどうしようもできない。だって駅には入れちゃうから。」

イタリア警察、取り締まらんかい!!!

でも、とにかくテルミニ駅には、通報するとのこと。

ちなみにこのやりとり、空港警察の人が英語ができなかったので、私はスペイン語で訴えました。イタリア語とスペイン語は似てるので、なんとなく、会話は成立してます。
空港警察なのに英語話せないなんて、と思いましたが、そこもイタリア、もう驚かない。

この小さな、観光客の訴えの積み重ねのおかげなのか、この2年後、イタリアに行ったら、空港線の電車のところに、警備員が立つようになっており、2019年に行った時は、ついに!ゲートができていました。よかった!

ちなみにスペインは、大きい駅では、チケットなしでは入れないようになっています。スペインは、意外と手堅いです。

ローマのテルミニ駅、ゲートはできたのですが、チケットに印字もします。
印字するマシン。こちらにチケットを差し込みます。

イタリアは、この印字なしで乗っているのを見つかると、罰金取られますので、注意。ゲートでは、人がチケットを見るだけです。

スペインは、大きな駅では、電車に乗る前に、入口でチケットのバーコードか、QRコードを人が読み取るので、印字はありません。ここも手堅いです。

一応、ゲートはできたのですが、スリや小銭稼ぎをする人たちは、さらにそれを超えてきます。安いチケットを買って、ずっとホームにいる人たちがいるんです!だから、ゲートができて、チケットを持ってる人しか入れなくなった、といっても、あいかわらず、気は抜けません。

ミラノ駅では、荷物を上げるのを手伝って、お金をよこせ、という人たちがいます。生活が苦しいのはわかるけど、長距離のホームで張っていて、ついてくるのは怖すぎ。私が見た時は、おじさんがアジア人男性に目をつけて、無理やり荷物の手伝いしていました。アジア人ならお金を払うと思ったようです。

以前、同じ手口で、ホームから電車に荷物上げただけで、お金を要求され、本当に驚きました!ヨーロッパの他の国で、女性の荷物を男性が手伝って、お金を要求するのは、イタリアしか経験がありません。

というわけで、今回も、ミラノで「荷物を上げるのを手伝う。」と言って、ホームでついてくるおじさんを振り切ったのですが、おじさんは勝手に荷物を上げて、「お金を払え」と言ってきました。
こちらもイタリアで経験積んでるので、イタリア語で、
「手伝ってなんて言ってない。」
と言い返したところ、
「せっかく手伝ってやったのに。もう行け。」
とおじさんが私にキレてきた!だから、頼んでないってば!こっちもなんか逆ギレして、
「おまえこそ行けよ!」
とイタリア語でブチギレ返してやりました。おじさんは私を押しのけ、去っていきました。最悪。ほんと、上から目線のおじさんは、大嫌い。アジア人の女性だから、なめてかかってるのが、本当にムカつく。

空港行きのチケットを間違って買ってしまっても、返金もしてくれないイタリア。ローマ空港行きは、絶対に、普通券を買ってはいけません。高い方のチケット買いましょう!
それと、電車にもスリがいる可能性があるので、気を抜かず、荷物は見張っておく!そしてチケットはなくさないこと。フィウミチーノ空港は、めずらしくチケットがないと、出られないようになってました(確か)。

というわけで、イタリアは、何回もブチギレ、「二度と来るかこんな国!」と心の中でののしりつつ、結局、何回も行ってしまう、不思議な国です。でも、今となっては、それさえも懐かしく思えます。友人は、
「イタリア、スペインは、戦いの場所だ。」
と言っていました。気を抜いたらやられる(笑)。また戦いを挑む日を待っています。