映画「エルネスト」を観た感想(ネタバレなし)。スペイン語に注目して映画を観た!

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キューバ人同士が話してる時のスペイン語は、聞き取りが難しいです・・@ハバナ

映画エルネストの感想(ネタバレなし)。

ド派手なアクションもなく、ド派手な演出や戦闘シーンもなく、淡々と映画が進むので、ん?と思われる方もいるかも。でも、これまでの歴史とか、時代背景、それそれの思いが伝わって、後からしみじみ来る映画。

いろんなところでキューバのファンの方に会うのだけど、みんな、それがなんであれ、どんな形であれ、熱烈に愛していると、いつも感じる。先日のチェ・ゲバラの写真展も大入りで、入場制限が出たくらい。キューバやゲバラについて、興味のある人は、本当にたくさんいるんだな、とあらためて思った。

私は、踊りからキューバが好きになったので、国の背景や歴史にはあまりくわしくない。だから、この映画を観てわかったことがいっぱいあった。
アメリカと国交が回復して、世界からキューバに関心が集まっている今、タイムリーな映画だとも思う。

そして、監督には申し訳ないけれど、ストーリーよりなにより、オダギリジョーさんが出演されたことが、私には大きかった!2時間、非の打ちどころのない好青年役のオダギリさんを観られるだけで、お金払う価値あります!

オダギリさんは、まわりのキャスト(キューバ人&南米の方)に交じっても、全然違和感なし。日系ボリビア人、フレディ・前村・ウルタードさん役なので、全編スペイン語で演技!
スペイン語のイントネーションがネイティブっぽくない・・、と書かれてる方もいた。確かにそういうところもあるかもしれない。でも映画を観ていて、ほとんど気にならなかったし、フレディさんそのものにしか見えなかった。

フレディさんがボリビアのベニの出身ということで、ベニの人に観てもらったそうだけど、ベニの人が「(スペイン語は)問題ない。」と言ってたとのこと(監督談)。
オダギリさんが、スペイン語をまったく話せない状態から始めたとしたら、やっぱりすごいと思う。遊んで暮らしてもいいけど、まだまだ映画で観たいです(笑)

それよりも映画の中で気になったのが、キューバ人のスペイン語。スペイン人の話すスペイン語と、イントネーションがかなり違うので、やっぱり苦手。聞きとりにくい・・。
映画の中でも、キューバ人のスペイン語、ボリビア人のスペイン語、それぞれイントネーションが違うので、そんなことにも注目して観たら楽しいかも。

とにかくオダギリジョーさんを観るべし!邦画なのに、ほぼ全編スペイン語なんて映画、そうそうありません!

↓ 映画 エルネスト公式ページ(音が出ます♪)

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