写真は奥が深い・・。作品を作るつもりで、写真を撮ろう!

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~特に何も考えずに、記録として写真を撮ってました・・@クスコ~

先日、写真講座に参加してきた。10年以上、写真を撮ってるのだけど、お恥ずかしいことに、マニュアルで撮ったことがない!数字見るだけで、げんなりしてくるので、自分には無理だとあきらめてた。

で、ついにオート撮影の限界を感じて(今頃!)、写真を習いに行くことに。
ひとつだけ言い訳をすると、デジカメを買ってすぐ日本を離れてしまったので、写真を習えなかったのだ。スペインの田舎に一眼レフ写真教室なんてなかった。そして時がたってしまったというわけ。

写真教室、人生観も写真観も変わるような出来事だった。今まで撮ってた写真、なんだったんだろう?

写真家や写真を撮る人たちと話してみて、自分は作品を作る、という気持ちで写真を撮ってなかった、ということに気づかされた。記念だったり、思い出だったり、あとで見返して自分が楽しければいい、と思いで撮っていた。だからそこに、こだわりやアート性はなかった。

作品を作るつもりで撮れば、撮り方も変わってくるし、撮りたい人にも声かけるだろうし、そのマインドの違いが、写真の質を変える。そしてカメラが重くても、がんばって持ち歩く!重さに負けちゃうなんて、絶対言えない(笑)。やっぱりコンパクトデジカメだと、写真に限界がある。

「自分がなにどんな風に表現したいか、まずそれを決めないといけません。」
と先生。
「イメージを決めて、ゴールを決めたら、それが見つかるまでやる、たどりつくまでやるんです。」

「プロがいい写真を撮れるのは、それを撮れるまでねばって、何年もそこに通うから。だから、奇跡の一枚が撮れるんです。」

私の専門は音楽なので、これを音楽で考えてみる。音楽は、すぐに楽器が弾けたり、曲が作れるということはなくて、やはり時間がかかる。マニュアルとは、コードみたいなものだと思う。でもコードを覚えたら曲が書けるという単純なことじゃなく、やっぱりそこには練習や努力が必要になってくる。だから、コード理論だけわかっても、いい曲は作れないし、マニュアルがわかっても、いい写真撮れるとは限らない。

写真でいうところの表現、味付けの部分は、曲でいうところのアレンジに当たる。音楽だと、アレンジは外注できるけれど、写真は、基本的に自分の中でアレンジまでやり切らないといけない。だから、最初のビジョンが特に重要になってくる(ま、音楽も同じだけどね)。

今まで軽く考えてたけど、写真、奥が深すぎ!

・・とここまで書いていて思う。ブログと本のために、写真が必要なだけだったのに、なんか本格的な話になってない?!

「なにをどう撮りたいかで、レンズもカメラも変わってきます。だから、それが決まらないと、なにもおすすめできません(ごもっとも!)」

「写真にいいも悪いもありません。ただ、あなたが思うような表現で写真を撮れば、それでいいんです。だからオート撮影はありえない。」

これって、ちょっと曲を作ってみたいなと思った人が、本格的な作曲の心構えを説かれているような。いい写真撮りたいだけが、どんどん深みにはまっている気が・・。

これからの新しい趣味として、写真を再開しようと思ったけど。
ただただ、これからお金かかりそう、という予感だけしたのだった。

結局買ってしまった、CANON 6D Mark2!!!でも、充分楽しめてるし、元は取れたと思う!

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