キューバとコロナウイルス 海外でTVニュースは観るべき、だと思った件

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私は日頃からできるだけニュースを観ないようにしています。観ていて楽しいお知らせがないし、観たあと、たいてい不安になるか、気分が悪くなるか、落ち込むからです。
音楽をやっている人あるあるかもですが、音声でなにかが頭に入ってくるのが苦手です。テレビのニュース音声が怖すぎます・・。

キューバではいつも、かっこよく言うところの「デジタル・デトックス」をしています。実際は、家にテレビ自体がなかったり、インターネットが家にない(普通)からなんだけどね。

すごく素敵な内装のキューバのカサ。でもテレビはなかった・・。

キューバに行く前、いろんな人に、
「しばらくネットの返信遅くなるよ~。」
と毎回言ってるのだけど、即返信に慣れた世界に、このキューバのシステムは、理解されにくい。ま、そりゃそうだ。

まずTV。キューバのテレビ、あんまりおもしろくないんだよね・・(ごめん)。社会主義で、テレビが基本国営だから、内容がかたよってるような感じがするし(※個人の意見です)。コロナウイルスの件も、正しく報道されているかもしれないし、ある部分切り取られているかもしれないし、ちょっとよくわからない。しかも私にニュースをすべて理解できるほどのスペイン語力もないんで、TVを観ない選択をしました。必要な情報は、まわりのキューバ人が言ってくるからです。

昔、湾岸戦争の時、バンコクに旅行に行ってたことがあります。あの頃、今思えば平和だったよね。日本では旅行を取りやめたり大騒ぎだったのですが、私と友人たちはそのまま出かけました。で、向こうでTVも観てたのですが、まったく戦争のことは報道されておらず、平和そのもの。今までの騒ぎなんだった?って感じで日本に帰ってきました。まだインターネットがここまで発達してない頃です。
その時の経験もあって、海外でもニュースを観ないようにしていました。

でも、さすがに今回のコロナウイルスに関しては、少しはニュースを観るべきだった、と反省してます。せめてインターネットで情報取るべきでした。

まず、なにがまずいって、帰国便がだんだんヤバくなっている、ということに気がつかなかったこと!やっぱり世界情勢は知ってないといかん!

キューバの状況はわかるのですが、海外の情報がよくわかっておらず、うっすらイタリアとスペインが大変なことになってる、ということは理解したものの、世界で飛行機止めるくらいの事態だ、ってことに気づかないで暮らしてました。ある意味平和なんで、普段ならこれはこれで幸せなことですが、日本に帰ろうと思うなら、ちゃんと情報を取るべきでした。もう少しで、日本に帰るのが困難になるところだったよ~。本当に運がよかったとしか言えません。

帰国の日になって、カサのママが、
「イベリアとエアエウロパが飛行機をキャンセルするって!」
言ってきて、初めて世界がここまで来ているということを理解(おめでたい)。
幸い、エアカナダは飛んだのですが、ハバナの空港の緊張感ったらなかったです。とにかく飛行機乗らなくちゃ!って感じでした。

以上、TV観なくてもいいけど、やっぱりある程度は情報を取るべき、というお話でした。ちなみに日本に帰って、コロナウイルスのTVニュース観てしまいましたが、今はやめました。日本にいれば、インターネットでもなんでも情報取れるし、TV観てると、メンタルのほうがやられてしまいます。

キューバでインターネットがなぜ観られなかったのかは、こちら!