キューバの通貨、CUCは使えなくなります&キューバの今2021 2月

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気合いを入れてキレイになっていた、ハバナ空港の出国後エリア。カフェなんかも出来てました。が、あいかわらず、食べ物の選択肢は少ない・・。

2021年1月1日、長い間使われてきたCUCが終了し、(一応、移行期間が6か月ほどあるもよう)、CUP(キューバ・ペソ)が、メインの通貨になりました。これによって通貨の価値や、買い物の仕方なども変わるようなので、また情報が入ったら、お伝えします!

とりあえず今、言えることは、キューバは物価が急激に上がりつつあるということ。外貨か、クレジットカードがなければ買えないお店も登場しています。海外から、家族の仕送りがある人はまだいいとして、それ以外の大多数のキューバ人の暮らしは、以前より厳しくなっているんじゃないかな・・。
観光客は、少しずつ戻りつつあるようですが、前ほどの数ではなく、外貨収入も減っています。観光資源の国なので、今回のコロナの件は、国の経済にも厳しい影を落としています。

以前から、収入に対して物価が高い上、お金を持っていたとしても、食べ物が手に入りにくいキューバ。行くたび、食べ物がちゃんと買えるか、不安になります。観光客が行くレストランなどは、問題ないかと思いますが。

2020年3月14日から、Casa de la Musicaなど、大きめのホールは、すべて閉めてしまって、今も閉鎖中(2021 2月現在)。実質、ほとんどのミュージシャンやバンドは活動できなくなっています。多少余裕のあるバンドは、レコーディングなど曲作りもできますが、演奏したり、曲をかける場所がなければ、それも意味がない。この虚しさは、音楽をやってないとわからないかもですけど・・。

2020年3月の段階で、ハバナでさえ、ジュースや水なども探し回らないと買えず、コーラの大ボトル1本買うために、何軒もお店を回りました。シャンプー買うのに2時間待ちとか、鶏肉買うのに大行列とか、普通です。日本のスーパーで、簡単に鶏肉が買えるありがたさを感じます。

キューバはとにかくいろいろすぐ変わる!
政府が主導で動いているので、なんでもスピーディに変化してしまいます。

サイトや本で、キューバについて、これまで書かれている情報は、すでに古くなっている可能性があります。

2019年年末にはすでに、ハバナの空港のイミグレ通過後は、CUCが使えなくなっていました。なぜか使える通貨はユーロとドル、カナダドルCUPのみ。そしてCUCの国外持ち出し禁止。

空港の出国後、CUCが使えなくなっていることを知らなかった私は、中のお店で、
「CUCなんか使えないわよ、なに言ってんの~!」
と女性スタッフに言われました。知らんばい、こっちは外国人だけんね!

私は用心深いタチで、USドルとユーロ、両方持っていたので、ドルでお水買ったら、おつりはドル硬貨でくれました。いらん・・。それが狙いなのかな。おつりはCUPにしてもらいました。

カード使えたかな~?免税店はたぶん使えるけど、このカフェで、水買うのに、カードは使いたくないよ~!

キューバについて、もっとくわしく書いてまとめる予定ですが、なかなかの急スピードで変わるため、情報を載せるのが難しい。

行きつけだったクラブも、はやりのレゲトンクラブ?みたいなのになってしまい、もちろん、CUPしか受け付けなくなってしまいました。つまんない。また行くことあるかなあ・・。

今のキューバを見ていると、

「今あるものがこれからもあると思うな。なんでも永遠なんてものはない。」

という思いにかられます。楽しいクラブ、楽しいライブ、楽しい時間。全部いつかは終わっていくもの。

刹那的かもしれないけど、今を全力で楽しむことが大切。
変わるのが早いと書いたけど、みんなが心配していた、アメリカ資本が入って、キューバがアメリカナイズされる!みたいなことは回避されて、よくも悪くもそこは変わらず!古いアメ車も、当分は大丈夫。

キューバ、行けるようになったら、また行きましょう!