キューバン・ダイエット!
見た感じはおいしそうだけど、なぜか入っていかないキューバのごはん
またしばらくキューバに行っていた。
とにかくキューバにはモノも食べ物もない。でもジャングルよりはモノあるよね、と自分に言い聞かせる。
野菜も肉も買えるものが限られる。野菜の種類も少ないし、肉は鳥と豚がメインで、牛肉は手に入らない(どこかで買えるらしいのだけど、よくわからず)。島なのに、なぜか魚介もエビも手に入らないし、牛肉と魚介は、基本的にレストランでしか食べられない。
ある日、市場で、
「今日、いい魚あるんだよ、買わない?」
とお客さんに声をかけられた。
「なんの魚?」
「ドラダ(鯛)だよ。」
手に握られたビニール袋には、なんとなく鮮度が微妙そうな小さな鯛が・・。鯛なんか、日本じゃめずらしくもないけど!
「いくら?」
「5CUC。」
高いので買わなかった。でもそれくらい、魚が手に入らない。
私はキューバのごはんがあまり好きじゃないのだ。味が単調っていうか、塩味だけっていうか、一部のおいしいレストラン以外、全部まずく感じる(ごめんね!)。キューバ人が行くようなごはん屋さんは、全然食べ物が合わない。
食べる前から、
「またあのごはんか・・。」
とブルーになってくる。ごわごわした肉にバサバサの米。日本の肉がいかに品質改良されて、おいしく作ってあるか、しみじみ感じる。付け合わせの野菜は、ほぼきゅうり、キャベツ、トマト。おなかすいてるのに、全然入っていかない。ぜいたくだってわかってるけど、どうしても食べられない。
外国人向けのレストランだったら、もう少し味がマシか?と思うのだけど、値段が高いだけで、たいして変わりがないように思う・・。
最近はあきらめて、日本では食べない、ハンバーガーとか、ピザとかも食べます。まだ味が平均的!
野菜も種類が少ないし、小さいし、物価にたいしても高い。買えるかどうかも、その日の市場次第なので、やっと手に入れた時のなすとかオクラとか、もったいなすぎて食べられない(笑)
ただ、農作物は無農薬だそうで、傷みが早い。常温で売ってるから余計にかもしれないけれど、冷蔵庫に入れててもすぐ腐る。日本の野菜は傷みが遅いので、やっぱりすっごく農薬使ってるのでは?と疑ってしまう。
フルーツはおいしいけれど、これまたパパイアやバナナ、オレンジやマンゴーなど、種類が限られている。さらに温室栽培もないから、出回る期間が限られている。その時しか手に入らない。
♪なんでも見かけたら買う!これ鉄則!
まずいレストランでお金を払うのが嫌なので、家で自炊。でも売ってるものも限られてるので、食べ物に飽きる。玉ねぎ、にんじん、トマトを嫌というほど食べる。そして最後は、パパイアとバナナで生きのびる(?!)みたいな感じ。
日本人みたいに、いろんな味のものを食べたい人種には、これが結構つらい・・。
だからキューバに行くと、毎回やせる!日本を出る前、太って入らなかったスカートが、帰国後、はけるようになっていた(笑)!
ダンスレッスンに毎晩のライブ+粗食、嫌でもやせる!
日本は生活が便利すぎて、食べ物がうますぎて、太っちゃう。
これを私は「キューバン・ダイエット」と呼んでます!